軽油とレギュラーの値段がほとんど変わらないのはなぜ?税金の仕組みから解説
「軽油って、前より高くない?」——スタンドでは今もよく言われます。昔は「軽油は安い」が当たり前でしたが、今はレギュラーとの差がかなり小さくなりました。その理由を、長野のガソリンスタンドで店長歴10年、自分もディーゼルのプラドに乗るわたパパが、税金の仕組みから分かりやすく話します。
⏱️ 結論から先に言うと
軽油が安かったのは、もともと税金が安かったからです。ところが、ガソリンの暫定税率(25.1円)が2025年末に、軽油の暫定税率(17.1円)が2026年4月に廃止され、ガソリンのほうが大きく下がりました。さらに軽油は、減税と同じタイミングで補助金が終わったので、思ったほど安くなりませんでした。だから今は、差が小さく見えるんです。
📋 この記事でわかること
- 軽油がレギュラーより安かった理由
- 2025〜2026年に、何が変わったのか
- 軽油の減税があったのに安くならなかった理由
- それでもディーゼル車はおすすめか(店長の本音)
- 増えている「ガソリンの入れ間違い」に注意
暫定税率が廃止されたころは、「軽油、高くない?」とよく言われました。今でも「まだ高いね」と言われることがあります。
店頭の看板を見ても、レギュラーと軽油の差は数円〜10円くらいのことが多いです。昔を知っているお客さんほど、「軽油なのに安くない」と感じるんだと思います。

ガソリンにも軽油にも、1リットルごとに税金がかかっています。そして、軽油にかかる税金のほうが、ずっと安かったんです。
軽油が安かった理由は、品質や原料ではなく、ほとんどがこの税金の差でした。
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2025年12月31日 | ガソリンの暫定税率(1Lあたり25.1円)が廃止 |
| 2026年4月1日 | 軽油引取税の暫定税率(1Lあたり17.1円)が廃止 |
どちらも税金が下がりましたが、下がり幅はガソリンのほうが大きかった(25.1円と17.1円)。その結果、ガソリンと軽油の税金の差は、1リットルあたり21.7円から13.7円に縮まりました。
つまり、軽油が高くなったというより、ガソリンのほうがより大きく安くなったので、差が小さくなったんです。
2026年4月に軽油の暫定税率がなくなったので、本当なら1リットルあたり17.1円安くなるはずでした。でも、店頭の値段はほとんど変わりませんでした。
理由は、同じタイミングで、軽油の値段を下げていた補助金が終わったからです。減税で下がる分と、補助金がなくなって上がる分が打ち消し合ったので、お客さんから見ると「安くならなかった」ように見えたんです。
レジで「減税したんじゃないの?」と聞かれることもありました。お店が値段を上げたわけではなく、税金と補助金の切り替わりがたまたま同じ日だった、というのが正直なところです。
結論から言うと、おすすめです。わたパパ自身、プラドのディーゼルに9年乗っていますが、ディーゼルにして損したと思ったことはありません。
プラドやランクル250、ランクル70は、ディーゼルのほうが車両の値段は高めです。でも、燃費の良さ、坂道や重い荷物でも力強い走り、そして売るときの値段(リセール)を考えると、買うならディーゼルをおすすめします。
燃料の値段の差が小さくなっても、ディーゼルのほうが燃費がいいので、燃料代そのものはまだ有利なことが多いです。
わたパパのプラドの実際の維持費(年間およそ47万円)は、プラドディーゼルの維持費の記事でまとめています。
最近、ディーゼル車がどんどん増えています。特に外車のディーゼルが多くなった印象です。
それにともなって多いのが、「ガソリン車だと思っていたら、軽油の車だった」という入れ間違いです。レンタカーや、家族の車、乗り換えたばかりの車で起きやすいです。
⚠️ ディーゼル車にガソリンを入れてしまったら
・エンジンをかけない(かけてしまったら、すぐに止める)
・すぐに店員かロードサービスに連絡
エンジンをかけて燃料が回ると、修理が大がかりになることがあります。給油の前に、給油口のフタの裏の表示を見るクセをつけておきましょう。
⛽ この記事のポイント
- 理由:軽油が安かったのは税金が安かったから
- 変化:ガソリン(25.1円)と軽油(17.1円)の暫定税率が廃止。ガソリンのほうが大きく下がった
- 税金の差:1Lあたり21.7円 → 13.7円に縮小
- 安くならなかった理由:軽油は減税と同時に補助金が終了
- 店長の本音:それでもディーゼル車はおすすめ。入れ間違いには注意

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